2020年6月27日土曜日

YouTubeは誰でもお使いいただけます

夫が、YouTubeの画面を見せて「ちょっと見てほしい動画があるんだけど」と言うので、魚を捌く動画かなと思っていたら、音楽の動画で意外と見入ってしまった。それがハードオフ社員、永田氏の動画であった。

基本的に私はプロ以外がアップした動画を見ない。素人はレベル差が激しく、あまりよくないものを再生してしまったときのガッカリ感を味わいたくないからだ。再生するつもりがないのに誤って再生したときは履歴から削除している。潔癖症。

しかし、永田氏の動画はワクワク感があって、次から次に再生してしまった。履歴が汚れた(酷い言いよう)という気もしなかった。動画自体が作り込まれているのもさることながら、本人の演奏・歌唱のクオリティが高く感じたのだ。

歳をとってしまったからだろうか、イマドキの歌にはついていけないし、ついていこうという意欲も湧かない。私の好きな歌を、高い歌唱力で歌ってほしい。高い歌唱力、という定義も人によるだろうから、私好みの高い歌唱力、という我儘ぶりである。

最近、デーモン閣下のGIRLS' ROCK Bestを聴いている。元々YouTubeで閣下の歌い方は好きだったのだが、その人が私の好きな歌をたくさん歌っているアルバムである。買うしかなかった。赤いスイートピーはあまり好きだと思ったことはなかったが、閣下versionは結構好きだ。アイドル松田聖子の歌だと捉えると、若干遊んでないか?と思わないでもないが、ひとつの作品としてまとまりがあって違和感はまるでない。

カバーとかパロディとか、やはり実力がないと出来ないもんだなと思う。いくらカバーだ、パロディだと本人が主張しても、実力がないと自己満足、下手したら失敗に見えかねない。

運転技術のある人が年季の入った車に乗っていると、「車好きなんだね」と評価されるが、ない人が同じことをやると、「車買い替えればいいのに」と言われかねないのと似ている…?